発展途上の検索技術

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CNET Japan 検索サイトの舞台裏–グーグル幹部が明かす改善手法は興味深かったです。

Usability Testを行って検索エンジンの改善に努めているのは読んでいておもしろかったですね。

これを読んでいて今の検索エンジンに対して自分がこういうところが不満だなーということも思い出しました。

検索エンジンというよりネットで情報を収集する方法がまだまだだということでしょうか。

Googleはページランクというアイデアで価値ある情報にリーチしやすい仕組みを発明しました。

しかし現在のGoogleができるのはここまで。

検索結果で出てきたコンテンツに関しては私は知りませんといった感じです。

よくネットで検索していて思うのは探したい情報があちこちに散らばっていて探すのが面倒だということです。

例えば「インターネットの歴史」というキーワードで検索するといくつかのサイトがリストアップされて時系列で歴史的な事実が記述されているページが出てきます。

その中でIMPという機械が最初のインターネットをつないでいたという記述があるのでそれをまた検索して調べるといった感じになります。

これが「インターネットの起源」という書籍を読めばこのあたりのことが網羅的に書かれています。

網羅的に知りたいのあれば書籍を読んでネットはちょっと調べるときに使えばいいという使い分けをされていることが多いと思いますが、ネットでも書籍のように網羅的に情報を表示することはできないのでしょうか。

Microformatというのがあって、これはウェブページの情報にメタデータを表すタグをつけてその情報が何を意味するのがを記述する方法です。

例えば山田 太郎というのは人の名前でその下にあるのが住所ですよといった感じです。

人が見ればこれは人の名前だろうとか住所だろうという推測ができますが、コンピューターにはわかりません。

マイクロフォーマットをつけておけば検索エンジンもこれが何の情報か理解できるようになります。これによって書籍のように検索結果を表示できるようになるかもしれません。

しかし情報に意味づけするだけではだめで情報同士の関連性をもたないと書籍のような形にはなりません。

このあたりはセマンティックウェブというものが解決してくれるようなのですが、あまり普及しているとはいえませんね。

こう考えると技術的にはすでに解決されているのだけれども、みんなが使ってくれないというのがネックなのだと思います。

RSSもかなり昔に発明されていましたが、普及したのはBlogが発明されてからです。

この業界ではキラーアプリケーションと呼ばれていますが、多くの人が使いたいと思うような仕組みを提供することが検索技術の発展につながるのかもしれません。

Blogの場合はマスコミだけが独占していた自分の意見を発表する場を全ての人に提供したことが普及につながったのだと思います。

そう考えると次世代の検索を実現させるためにはコンテンツを作成する部分でユーザーのニーズにあったツールを提供し網羅的に情報を提供できるような仕組みを組み込んでいくというのが正攻法のような気がします。

インターネットって技術的な問題より社会的な問題のほうが大事だったりしますからね。

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