オープンソースとプロプラエタリーソフトウェア

 おはようございます。雨が降るといわれながら意外に天気がいいですよね。今日も日差しが強い朝でした。

 私はオープンソースが好きです。仕事柄プロプラエタリーなソフトウェアに携わることが多いですが、自分ではあまり使いたくないですね。

 例えばデータベースもオラクルやSQLサーバーの構築や開発をやったことがありますが、基本的にPostgresやMySQLなどのオープンソースDBと機能はさほどかわりません。ドキュメント等も昔は製品の方が整備されていましたが、今はオープンソースソフトウェアもいろんなものが手に入るようになりました。

 また製品ソフトウェアは価格が結構かかります。MicrosoftはサーバーソフトウェアにCALというライセンスで販売しています。つまりどのくらいのクライアントがアクセスするかによって費用が変わるというものです。

 これもおかしなものでソフトウェア自体は変わらないのにユーザー数が増えると高くなるという価格体系になっています。それだったらサービスとして売ったほうがいいのではないかと思います。Salesforce.comのようなビジネスモデルがこれからのソフトウェア企業の形になるのでしょうね。

 そもそもソフトウェアビジネスが資本主義になじまないのかもしれません。車などの工業製品は原材料を仕入れてそれを加工して販売します。したがって売り上げが上がるにしたがって原材料費や加工するための人件費がかかるので変動費が上がります。

 しかしソフトウェアは一度開発すればあとはCDにプレスすればすぐに大量生産できます。今時ならネットでダウンロードするから加工費、運搬費も必要ありません。MSのように多くの人に自分のソフトウェアを使わせることに成功すると莫大な利益がもたらされます。そうやって成功した会社は稼いだお金を使って競合他社をつぶしたり買収したりして独占体制をとることができます。

 MS Officeが売れる前には安くていいオフィスソフトが色々ありました。BorlandのQuatro ProやMacのワープロソフト Write nowなど小粒できらりと光るソフトがたくさんありましたが、いつの間にか淘汰されてなくなってしまいました。

 

 私はMSやOracleなどの大手ソフトウェアベンダーに疑いの目を持って見ています。彼らは自分たちの利益を最大化することを優先してビジネスを行います。(ゲーム理論の原則ですね。)しかしそれが顧客のメリットになるとはかぎりません。

 オープンソースはそういった企業の暴走の抑止力として必要なものだと思います。例えばIEはブラウザの大半のシェアを取った後は進化が止まってしまいました。最近Firefoxがシェアを伸ばすようになってはじめてMSは新しいIEの開発を考えました。

 そう考えるとオープンソースはソフトウェア業界のナッシュ均衡を破る役目をもっているともいえますね。しかしオープンソースだけでも技術革新は停滞すると思います。ソフトウェアがビジネスにならないとなると優秀な人材がソフトウェアビジネスに入ってこなくなる恐れがあります。オープンソースとプロプラエタリーソフトウェアが衝突する状況が一番望ましいのではないでしょうか。

 私個人の考え方としてOSやミドルウェア、開発ツールなどプラットフォームとなるものはオープンソースで、ERPや業務系アプリケーション、セキュリティ製品はプロプラエタリーソフトウェアがいいのではないかと思います。

 いづれにしてももうMSやオラクルのような企業は出てこないでしょう。もう馬鹿高いパッケージがだんだん売れなくなってASPなどのサービスに移行していくと思います。

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