ゲーム理論

 「ビジネスはサバイバルゲームである。それぞれの企業はビジネスを行う場合、自分の利益が最大化するような合理的な選択を行う。」

 以上がゲーム理論を基本的な考え方です。私はこれを読んで確かにそうだなと思いました。

 例えば企業は顧客に製品やサービスを提供しています。多くの企業は顧客のためにビジネスを行っているといいますが、ほとんどは自分の利益のことしか考えていません。私が仕事で関わった会社で本当に顧客のことを考えている企業はありませんでした。バグだらけのソフトウェアを平気で納めてお金をとっていくソフト会社、必要もない融資をして金利を稼ぐ銀行、自分の売りたい製品で構成を組んで提案してくるSI企業など顧客のことなんかこれっぽっちも考えていない企業がなんと多いことでしょう。

 しかしゲーム理論ではこれらの企業は当たり前の存在です。それぞれの企業は自分の利益を最大化する合理的な選択肢を常に選ぶものとされています。従って顧客のことなど考えないのは当たり前なのです。ただゲーム理論の面白いところは自己中心的なことばかりやっていると後でしっぺ返しを食うということです。

 バグだらけのソフト開発会社も後発の品質のよいソフトウェアを作る会社が出てくると淘汰されてしまいます。銀行ももっと安い金利で融資する銀行が出てきたら切り替えられてしまいます。

 このようにえげつないことをして短期的には儲かっても長期的にはジリ貧になっていく可能性があります。また人間の感情も絡んでくると思います。多くの企業は貸しはがしなどによって銀行に対してかなり悪い印象を持っていると思います。実際韓国の銀行でも昔の悪行のせいで今ビジネスがやりにくくなっているようです。

 そう考えるとこれからの企業はミュージシャンのように人気も大切かもしれませんね。

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