シリコングラフィックス再出発

シリコングラフィックス再建に向けて再出発したそうです。

SGIという名前を聞いて私は懐かしく思いました。

というのも10年前日本SGIさんの仕事をいくつかさせていただいた経験があったからです。

 SGIはNetscapeを創業したことでも有名なジムクラークが最初に作った会社でした。

当時日本SGIは恵比寿ガーデンプレースにオフィスを持っていて勢いのある外資系企業でしたが、当時から凋落の予兆が出ていました。

彼らのビジネスはCG製作会社などにワークステーションを箱売りで売っていましたが、PCの性能があがってCG製作がそちらでもできるようになるとSGIのワークステーションが売れなくなってきました。

そこでSunやIBMのようにシステムインテグレーションをはじめたのですが、あまり経験者がいないということで私のような部外者にも仕事が回ってきたという感じでした。

SGIさんは当時なかなか面白いことをやっていて、ビデオ配信システムを作ったり、Geometry EngineというソフトウェアでCGオーサリングシステムを構築されていました。

私はネットワーク構築の仕事で関わっただけなのでマルチメディア関連の仕事にはからまなかったのですが、横目に見ていてもおもしろそうなことやってるなって感じでした。

しかしビジネスにはならなかったようですね。

また当時O2というおしゃれなデザインのワークステーションを売っていました。確か60万くらいしていたと思いますが、もうちょっと安ければほしいなと思いました。

当時私が働いていた会社の社長はSGIのIndyという300万くらいするワークステーションを買っていましたが、SGIの人も個人で持っているというので驚いていました。

SGI Indy

SGI O2

これらのワークステーションはMIPSというマイナーなCPUを使っていました。

SGIが買収したCPU開発会社だったのですが、当時RISCチップというアーキテクチャーに移行していた時期でしたが、MIPSはその中でも最先端を行く企業でした。

しかし私はMIPSはおそらく消えるだろうと思っていました。

なぜならばSGIのワークステーションでしか使われていなかったからです。

SonyのNewsやNECのEWS4800というワークステーションでも使われていましたが、これらのワークステーションも消える運命でした。

もしSGIがビジネス向けマーケットに向けたビジネスではなくもっと自分の特色を生かしたビジネスをしていたらいまだに生き残っていたかもしれません。

彼らの持ち味はコンピューターグラフィックスでした。

ジェラシックパークを製作した技術力を生かせばいろんなことができたと思います。

いまやPixerやDreamWorksのようなCG製作会社が高収益をあげています。

そしてこれからも映像製作でCGはもっと重要になると思います。

SGIは再建に向けて新たな出発をするとのことですが、また面白い製品やサービスを出してほしいと思います。

がんばれ SGI !

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