ビジネスマンのための金融工学

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 今度の会社法改正で貸借対照表の資産の部というのが無くなり純資産の部というものが創設されました。

これは今まで資産として計上されていた資本金や剰余金と有価証券や新株予約権などの金融商品をわける目的で作られたようです.

いまや企業は為替取り引きやオプション取り引きの比率があがってきています。

新株予約権など企業がオプションを販売することも多く、そのためのリスクヘッジも考えていかなければいけない時代になっていくのかもしれません。

 

 「ビジネスマンのための金融工学」はオプション取り引きなどで必要になる理論をわかりやすく解説している本です。

金融工学はファイナンスやデリバティブで応用するためのもので今活発に研究されている分野です。

エントロピーやランダムウォーク、ブラウン運動など物理学の本ではないかと思うようなキーワードが出てきます.

金融関係の企業に物理学出身の人が多いのも当然ですね。

 オプション取り引きのリスクヘッジ方法としては株を買うという例があります。

コールオプションはある株をある値段で買うための権利ですが、これを誰かにある値段で売るとします。

例えば1年後1000円で1株を買うためのコールオプションを売ったとします。

コールオプションを売った人はお金は入ってきますが,もしその株が1000円以上に値上がりしたら安い値段で株を売らなければいけないというリスクを抱えてしまいます。

このリスクをヘッジするためにオプションを売ったお金で株を買っておきます。

そうすれば株が値上がりしたら株を売って損害を避けることができます。

そのオプションの値段を決めるのが有名なブラックショールズ式ですが、その内容まではこの本では書いていません.

 最初金融工学を知ったときはまったくのバーチャルな世界の学問だったので興味がなかったのですが、不確定な未来のリスクをヘッジする技術として非常に有用なのではないかと感じて最近勉強するようになりました。

 いまや金融取り引きの規模は実体経済より大きくなってしまって確かに問題ではあると思います。

しかし人類が発展させるイノベーションを支える手段として使えるかもしれません。

その可能性を探るべくさらに勉強して見たいと思っています.

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