プログラマーにとっての理想の会社

Founder at workにJoel on Softwareで有名なJoel spolskyのインタビューがのっていますが、それを読んで理想のソフトウェア会社とは何かを考えさせられました。

彼は優秀な人材を引きつけるために色んな努力をしています。

彼の会社のオフィスは家賃の高いビル2フロアを借りているそうです。

プログラマーにはそれぞれ個室があって椅子は全部アーロンチェアーです。

そして最新のコンピューターと高速なネットワークが自由に使えます。

プログラマーの報酬は大企業以上に支払っていて、年に一ヶ月まるまるバケーションを取ることができます。

儲かっているからこんなことができるのでしょうが、優秀な人がくれば付加価値の高いビジネスができるので卵が先か鶏が先かという感じですね。

 しかし日本にはこんな会社はないですね。(少なくとも私は見たことありません。)

日本のソフト会社では大部屋に大勢押し込まれて騒がしいところで開発作業をさせられますが、そんな環境で集中できるわけがないですよね。

なおかつ日本のプログラマーは報酬も安いので優秀な人はこの仕事を選ばないでしょう。

日本では金融機関やコンサルティング会社にいったほうがお金もいいでしょうしね。

Joel Spolskyが経営するFogCreek Softwareでは外部からの資本を入れていないそうです。

VCなどからお金を入れてしまうとお金の使い方をいちいち指図されるからみたいです。

利益しか興味のない人たちに高い機器やオフィスの必要性を理解させるのは大変でしょうね。

エンジニアにとって働きやすい会社を作るにはエンジニアが経営したほうがいいのかもしれません。

かつてのSonyだって優秀なエンジニアが集まったのはエンジニアのための会社を標榜したからだと思います。

(今はなんか変わっちゃいましたけどね。)

 日本のソフトウェア会社はほとんど人材派遣会社だから今まで待遇をよくする努力をしなくても儲かっていたんでしょうね。

しかし、こんなことをやっていたらこれから厳しいと思います。

すでに多くの会社でエンジニアの人材不足状態が続いています。

ITの仕事は人が多くいればいいというものではなく、できる人がいないと人数が多くても意味がありません。

どこの会社もできる人がいないと嘆いてますが、では優秀なエンジニアが来たいと思うような会社にする努力をしましたかと聞きたいですね。

エンジニアをコストセンターと呼んで使い捨てのように使っていたのにと思ってしまいます。

私がかつて働いたことのある大手SIerも人がいなくて戻ってこないかと言われたことがありますが、労働環境が悪い職場だったので丁重にお断りしました。(笑)

 後、会社の評価のやり方もおかしいですね。

普通は直属の上司が査定するのでしょうが、こんなことをやっていると顧客を見ないで上司ばかり気にする人が偉くなるということになります。

やはりこれからは顧客の評価を直接その人の評価に結びつけるような仕組みが必要だと思います。

私たちは上司のためでなく顧客のために働いているのですから。

 またプログラマー側にも問題があって顧客のためにやっているという認識がなく自分が興味があるもしくはスキルアップになるからやっている人が結構います。

そういう人たちに対して顧客の評価が直接届くようにすれば自分たちがやっていることが自己満足であることがわかるようになると思うんですが。

わかんない人は一生わかんないかもしれませんね。

 いづれにしても日本のプログラマーの待遇はよくありません。

まず、それを改善することからはじめればこの業界も少しづつかもしれませんがよくなるのではないでしょうか。

Joelのインタビューを読んでいてふとそう思いました。

 ちなみにFounders at workは翻訳出版されるそうです。(いつ出るんだろう?)

英語はちょっと苦手という人はぜひ日本語版を読んでみてください。

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