不況の中のベンチャー

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新しいビジネスを起こすにはこれしかないでしょう。

CNET Japanの「M・アンドリーセン氏の新ベンチャーファンド」を読んでアメリカの人たちもがんばってるなと思います。

マークアンドリーセン(はげちゃいましたね。)といえばMosaicという最初のウェブブラウザーを開発し、Netscapeで大成功した人です。

その後、自分で会社を作ったりインターネット関連企業に投資したりしていたみたいです。

アンドリーセンはこの不況の中、ITベンチャーの起業を促すためにファンドを作りました。

一企業あたり5万ドルから500万ドルという少額を投資するやり方です。

いわゆるいまはやりのマイクロファンディングというやつですね。

投資対象も10人以下の小規模企業を対象にしているみたいです。

いまやハードやソフトのコストがかからなくなったITビジネスですが、人件費はどうしてもかかってしまいます。

何かいいアイデアを思いついてビジネスにしようと思ってもしばらく無収入でやらなければいけないのはかなりのリスクです。

もし1年くらい食べていけるくらいのお金があれば製品やサービスの開発に専念できます。

これと似たスキームでやっているファンドはポールグレアムのYコンビネーターです。

この中から出てきた会社でいくつかは軌道に乗ったようですが、失敗も多いみたいですね。

しかし、ベンチャー投資はクリアすべき問題があります。

・本当に有望なビジネスなのか

IT業界で新しくビジネスを始めるなら今までにないもので発展しそうなものをやるべきです。

しかし、そのような企業を見分けるのは非常に難しいと思います。

このファンドは自分でベンチャーを立ち上げた経験のある人たちがやっているのでいい企業を見分ける確率は高いでしょう。

それでも半分以上は失敗すると思いますが。

・エグジット戦略はあるか

アンドリーセンは、現在優れた企業が少ないからいい企業になればいくらでも利益を出せるといいます。

この不況期にIPOや買収は難しいし、不況がいつまで続くかわかりません。

しかし、アメリカは優秀な企業が活躍できる場があると思います。

これに比べて日本は厳しいですね。

ベンチャー企業のIPOは今やほとんどなくなってしまい、企業買収を行う文化もありません。

特にソフトウェアなどで成功したのはジャストシステムくらいでベンチャー企業が育つ環境がありません。

日本からAppleやGoogleのような企業は出てこないんでしょうね。

・やはりシリコンバレーだけ

アメリカの中でもシリコンバレーは特別なのでしょうね。

アンドリーセンはシリコンバレーの企業にのみ投資するといいます。

彼はイリノイ出身ですが、そこも含めてシリコンバレー以外の地域は停滞しているのでしょう。

日本でやってくれたら自分はうれしいなと思うのですが、社会が硬直している日本ではやっても失敗するでしょうね。

中国など新興国の台頭やグローバル化に伴って日本を含む先進国は新たなイノベーションを起こして新しい産業を作っていかないと生き残れなくなってきました。

アメリカはそのことを理解していてちゃくちゃくと準備を進めています。

それに比べて日本は過去の栄光にすがりついて現状維持をしようとやっきになっています。

日本がこれだけ豊かになったのはここ30年くらいのことです。

私が子供の頃でさえ雨の漏っている家なんて結構ありました。

またそういう貧しい時代に戻らないためにも新しいことをやっていかないといけないと思いますね。

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