仕事ができてるかわかりませんが

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 おはようございます。最近寒い日が続いているので周りで風邪がはやっています。なので毎日帰宅したら必ずうがいをしています。自営業は休むとお金になりませんからね。

 確かに学歴と仕事ができるできないは関係ないと思います。勉強熱心だったり理解能力が優れていたりしますが、それだけでは仕事ができるようにはなりませんからね。

 以前某有名商社の仕事をしたときプロパーがほとんど東大卒でした。確かに弁はたつし文書も書くのはうまかったですが、ほとんど現場経験がなかったですね。にわか本で勉強した知識で色々言われるのは困ったものでした。IT製品なんていい加減なものばかりなのに何も考えないで新しいバージョンを入れようとするのを止めるのが大変でしたね。

 エリートばかり集まっている会社はすごい違和感がありました。何か純粋培養の農業のようで整然としているのですが居心地が悪かったですね。それぞれの人はいい人で頭もいいのですが考え方が少し違う感じがしました。やはり育った環境が違うからなんでしょうか?

 私は今フリーでエンジニアをしていますが、やはり父親の影響があると思います。父親もある理由からまともな会社に勤めることができなかったため自営でトラックの運転手をやっていました。本当は商社に入りたかったみたいです。

 その後彼は色々自分でビジネスを起こしていましたが、あまり成功しなかったようです。今になってみるとビジネスの基本となるスキルを習得していなかったからなんですが、それを見て育った私にはいい反面教師になりました。

 彼が失敗した原因のひとつは最初から資本のかかるビジネスをやってしまったということです。借金をして多額の設備投資を行っていました。現在投資額をほとんど回収できていません。このことで教えてもらったことは最初は資本のかからないビジネスから始めなければいけないということです。高度成長世代の人は先行投資が当たり前のように思っているようですが、モノが売れない現代でそのようなやり方をするのは非常にリスキーです。

 原因の二つ目として売るためのコストを考えていなかったということです。いい製品ができれば自然と売れると思っていたようですが、いまやマーケティングなしで売るのは競馬を当てるようなものです。顧客に到達するコストも考えて事業計画を立てる必要があります。

 原因の三つ目がお金の管理です。毎月の固定費がいくらかかっているかもわからない状況でビジネスを行っていました。日本の中小企業では多いのでしょうがこれは非常に危険です。企業はキャッシュがショートすると取引停止になってしまいます。キャッシュの流れは常に監視しておき資金繰りは1年先くらいを見越して行っていないといけません。

 そして4つ目の原因が一番重要ですが、売れるものではなく売りたいものを売っていたということです。彼が開発した製品は日本ではほとんどマーケットのない商品でした。いつか売れると信じて投資し続けたため多額の赤字になってしまいました。ビジネスで大事なのは売りたいものではなく売れるものを商材にしなければいけないということです。普通の会社では当たり前ですが、オーナー社長の会社だとこのような状況が起こりがちです。

 父は今年で仕事から引退する予定です。確かに彼は金銭的には成功できませんでしたが、私に貴重な失敗体験を残してくれました。これから私が成功できるかわかりませんが、父の体験は心に刻んでビジネスを行っていこうと思います。

 遺産相続するならこんな遺産がいいですね。税金もかからないし。

 

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