企業の将来予測

 今日も雨になっちゃいましたね。

しかし空気はもう完全に春です。

地下鉄はスチームサウナ状態でしたね。

 企業価値評価を読んでいると企業とは何かということがすこしずつわかってきたような気がします。(

勘違いかもしれないけど)

 企業価値のバリュードライバーは投資収益率(ROIC)、成長率(g)、資本コスト(WACC)によって決まります。

ROICは税引き後利益/投下資産、成長率は毎年の税引き後利益の増加(減少)率、資本コストは借り入れや株式による資金調達コストの加重平均です。

企業価値を高めるにはROICと成長率と高めてWACCを低くすることです。

 それに加えて継続価値というものがあります。

企業価値評価では通常10〓15年の予測を行いますが、それ以降の予測は継続価値としてまとめて予測します。

しかしこの部分が結構大きくて通常総企業価値の半分以上になるようです。

つまり長く続く企業は企業価値が高いということになります。

 こうまとめていくと当たり前のことを言っているだけって感じですね。

でもその当たり前を実現するのが難しいんですよね。

IT企業なんて10年続く企業は稀です。

MicrosoftやOracleなどの企業は確かに企業価値は高い企業なのでしょう。

 ただ、これを読んでいて企業価値とは株主から見た価値に偏りすぎているのではないかと感じました。

一企業として考えると長く高収益を上げる企業が価値があるのでしょうが、経済全体で見た場合どうなのかなと思います。

時代とともに技術やビジネスモデルは変化して行きます。

私は色んな企業が起業されてつぶれていくことを繰り返し、そしてイノベーションが進んでいくことをIT業界で見てきました。

私の印象では経済はこういった新陳代謝がダイナミックに起こったほうが全体としてはいいのではないかと思っています。

それは生物が発生して進化し絶滅するようなモデルに似ていると思います。

 また社会にどれだけ影響の与えるビジネスを行ったかも企業価値評価では直接には出てきません。

特にDCFなどの評価では過去の業績を基本として未来を予測する方法なので、イノベーションを起こす企業の評価には弱いと思います。

 例えばIT業界ではGoogleはインターネットを使えるデーターベースにしたという大きなイノベーションを起こしましたし、Microsoftは誰でもがコンピューターを使えるようにしました。

それに比べれば日本のIT企業の社会に与えた影響はそんなに大きくはないと思います。

このあたりのことを定量化し予測することができればよりイノベーションを促進できるのではないかと思います。

 従来の資本主義では資金を提供する株主や金融機関が一番偉いといった風潮がありましたが、これからはどれだけイノベーションを行えるかが重要になってくるのではないでしょうか。

それは差別化にもなりますし、人類の発展にプラスになるものだと思います。

お金はバーチャルなものだし差別化のできないものですからね。

グローバルに考えれば資金提供の優位性というのは低くなってきてるような気がします。

単に貧乏人のひがみなだけかもしれませんが。(笑)

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