企業私物化の果て

 不二家の事件はマスコミの報道が過熱しすぎだと思いますが

NBOnline 不二家、諦めと停滞の果てを読むと起こるべくして起こったモラルハザードだったようです。

 不二家のように同族経営している会社は日本には多く存在しています。

しかし最近経営がうまくいっていない三洋電機や不正改造で問題になっているパロマなど同族経営会社が多いのは何か因果関係があるのかもしれません。

 不二家のトップは創業者の子孫である藤井一族によって支配されていました。

しかし幸運にもその一族から不二家をちゃんとした会社にしようと改革しようとした人が出てきました。

それをまわりがよってたかってつぶしました。

もしここで改革が進んでいればひょっとしたら不二家は世界のブランドになれたかもしれません。

結局じゃました人たちが会社を自分のものだと勘違いしていたのでしょう。

しかし株式公開までしているのに特定の個人が会社を自由にできるはずがありません。

その基本的なことを理解していなかったのでしょうね。

 ただ不二家で一生懸命働いている社員の方やフランチャイズのオーナーはあまりにもかわいそうです。

自分たちは何も悪くないのに中には仕事をやめたり店を閉めなければいけない人も出てくるでしょう。

(そのあたりは裁判でもめるでしょうね。)

こういう事件を見ると経営者の責任は重いと思います。

 政府でもそうですが、世襲制の組織は現代の動きの速い時代では対応できないと思います。

歴史上見てもわかりますが、危機的状況では優秀な人材がリーダーシップを発揮しないと乗り切ることができません。

戦国時代の武将にとって一番難しい問題は跡取り問題でした。

天下を取った徳川家康でさえ息子秀忠があまりにもふがいないので心配しながら死んだようです。

織田信長が身分にかかわらず人材を採用して成功したのに誰もその仕組みをリーダー選抜方法として採用しませんでした。

まだ時代として早すぎたのでしょうね。

 優秀な人材をいかにリーダーにするかというしくみがこれからの組織には必要だと思います。

苦労して会社を起こしたから果実は全部独り占めしたいと思うのでしょうが、これからはそういうことをやっていると会社がだめになってしまうでしょう。

ただこれからは日本でもリスクが比較的低い状態で起業できるようになってきているのでそこまで固執する経営者も減っていくかもしれません。

それに競争が激しくなっているので世襲している場合じゃないですよね。

Microsoftがビルゲイツの息子を社長にするというのはちょっと想像できないですからね。

(ひょっとしたらあったりして。)

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