変わっていくこと

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photo credit: h.koppdelaney via photo pin cc

最近、世の中を見ているといろんなことが少しづつ変わっていってるなと感じるようになりました。

物事の変化というのは少しづつなのでわかりにくいですが、よく見ると結構変わってきたなということがいくつかあったので上げてみました。

1 PC → スマホ・タブレット

一番わかりやすいのははスマートフォン、タブレットなどの新しいタイプの端末でしょう。

スマートフォンやタブレット端末の出荷台数は去年1000万台以上出荷され、今年は3000万台くらい出荷されると予測されています。

国内スマートフォン、メディアタブレット市場予測を発表

これにより今までPCを使っていたユーザーがスマホ、タブレットに移行して使われ方も変わりつつあります。

デスクトップPCは企業のオフィスなどで働くワークスタイルを前提とした製品でした。

(技術的に持ち運べるほど小さくできなかったというのもありますが。)

それに対して、スマホ、タブレットは持ち歩いて使うことを前提とした製品です。

こういう端末の普及により、これからは人々移動しながら活動することが当たり前の時代になっていくでしょう。

これはかつてのウォークマンが外で音楽を聞くというライフスタイルを作り出したのと同じ構造のように考えられます。

2 製造業モデル → ノマドモデル

移動して働くスタイルを最近ではノマドを呼ばれるようになりました。

これはオフィスに通って仕事をするワークスタイルに対して、特定の場所に縛られない働き方をノマドと呼んでいます。

この変化は単なるオフィスのありなしではなく、根本的な働き方の変化を起こしているのではないかと思います。

今までは決められたことをいかに効率的に行うかという製造業的なモデルで会社は運営されていました。

しかし、経済のグローバル化のために製品が陳腐化する速度が速くなり、かつての延長でビジネスを行うことが難しくなりつつあります。

ノマドスタイルはそんな時代の変化に影響を受けて出てきた働き方ではないでしょうか。

最近ではコワーキングスペースもたくさんできて、オフィスを持たない人にとっては働きやすくなりつつあります。

まだ、この働き方が定着するかわかりませんが、新しいことには積極的にチャレンジしたいものですね。

3 正社員 → フリーランス

バブル崩壊後、日本の正規雇用者数は着実に減っています。

正規雇用者数と非正規雇用者数の推移

グローバル経済化した現代では社会の変化がかつてよりも速くなったため、企業の平均寿命が10年以下になってきています。

そのため、終身雇用というシステムを維持するのが難しくなってきて非正規雇用の割合が増えてきているものと思われます。

おそらくこの傾向は逆戻りすることはなく、企業はよりいっそう雇用の非正規化を進めていくでしょう。

これが行き着くところは大多数の人たちがフリーランス的な働き方をするようになるような状況です。

確かにフリーランスは収入が不安定だというマイナス面があります。

ただ逆に考えると、この変化の時代には適した働き方ではないでしょうか。

会社に勤めていると、自分のキャリアにプラスにならないことも業務命令であればやらなければいけません。

しかし、フリーランスでは自分の専門性やキャリア構築にあった仕事を選択することができます。

現実にはお金的な理由でしたくない仕事をやらなければいけない場面もあるでしょうが、大きな方向としては自分の好きな方向に持っていくことができるのではないでしょうか。

後、フリーランスのストックビジネス化も進んでいくでしょう。

フリーだと常に自分が動いていないと収入がなくなってしまうことが多いと思いますが、これからは自分が寝ていても収入が見込める資産づくりが重要になります。

例えば、課金制のウェブサイトの構築やライセンスや使用料のとれる知的財産などが考えられます。

そういう資産を持つことによって、フリーランスの不安定な部分をカバーすることができれば、フリーランスを目指す人が増えてくるのではないでしょうか。

4 資本主義 → 知価主義

20世紀は資本主義の時代でした。

製造業では大きな借金をして工場を建て、多くの機械を入れて、多くの人を雇って製品を作っていました。

また、サービス業も立地条件のいい物件にお店を出して、多くの在庫をストックして販売したり、高層ビルやタワーマンションなどを建てて不動産を販売していました。

これらは全て資本を基本としたビジネスでした。

なのでそんなに最先端の技術やアイデアがなくてもファイナンス的に大きなお金を動かせる人がお金持ちになれるという時代でした。

しかし、インフラが充実し、モノであふれる日本ではこのようなビジネスがうまくいかなくなってきました。

したがって、なくなりはしないでしょうが、大きなお金を動かして儲けるというモデルは難しくなっていくものと思われます。

それに変わるのが知識や特殊技能をもつ人材によるビジネスです。

その証拠にIT業界ではスマホやウェブのエンジニアが引く手あまたです。

また、アメリカでもGoogleやFacebookでは優秀な人材をリクルートするのにしのぎを削っています。

そして、これからは医療やエネルギー、宇宙などの産業で優秀な人材の需要が増していくでしょう。

これは、資本よりもインテリジェンス的な資産のほうが価値が高くなる時代であり、これからはいくらお金がたくさんあっても優秀な人材を集められない企業は衰退するでしょう。

そういう時代を見越して、そういった人材を育てる教育システムの構築が急務となっていくと思われます。

5 依存 → 自立 (組織 → 個人)

今、日本の大半の社会人は企業に雇われて働いています。

しかし、その中で企業がどのように運営されているか理解している人はどれくらいいるでしょうか。

企業では分業が進んでいるため、会社全体のことを大まかでも知っている人は経営陣などごく限られた人だけでしょう。

例えば、企業はどのように資金調達しているのか、どのように集客しているのか、法律的な係争はどのようなものがあるのかはかかわった人たちだけしか理解していないかもしれません。

サラリーマンであれば税金は源泉徴収なので税金の申告をちゃんとしたことがない人も多いと思います。

また、顧客にしてもやってもらって当たり前、全て業者におんぶにだっこなことが増えてきたためお金さえだせば何でもやってもらえると思うようになってしまいました。

そのため人間としての生きる力が弱くなって、より他者依存な人が増えてきているように感じます。

しかし、これからの時代は個人にパワーがシフトしていく時代ですので、それぞれの人たちが自立していくことが求められる時代になっていくでしょう。

そのためにも会社や国に依存する割合を少なくして、できることは自分で考えて行うことが求められるようになると思います。

6 傍観者 → 当事者

私がいままでいろんな国を見て思ったのは、日本は当事者意識のない人たちが多いということでした。

例えば、アメリカに行ったときに一番に思ったのが障害者に対する対応でした。

アメリカでは駐車場の一番いい場所は必ず障害者用スペースですし、公共施設は体の不自由な人向けのスロープやトイレがどこでもありました。

それに比べ日本はそういう対策がかなり遅れています。

これは自分がいつか障害者になるという当事者意識がないことの表れでしょう。

また、海外ではどこの国でも国を守るのは自分たちだという意識をもっています。

しかし、日本はアメリカに国を守ってもらって再軍備のことを言うと右翼だとか軍国主義だというレッテルを貼ります。

もし、日本が有事になったときにどうするかという当事者意識がないから、そういうことを言うのでしょう。

もちろん、再軍備は憲法改正が必要だったり、過去の反省を忘れてはいけないことも大事なので慎重に議論すべきことです。

しかし、最初から拒絶反応のような態度は無責任な態度に見られてもしかたがないでしょう。

今までは平和な時代が続き、経済成長もしたので傍観者的な態度でもやっていけたのでしょう。

しかし、これからの時代は経済もおちこみ、東アジアの状況も混沌としてきている中で一人ひとりが当事者になり得るという前提で考える時代になりつつあるのではないでしょうか。

このように現代の日本はいろんな面で同時並行的に変わりつつあるように感じます。

こういう変化のときは今までの考え方が通用しなくなり、試行錯誤をしながら新しいやり方を模索する時代だと思います。

そのときに大事なのは個人が当事者意識を持って自分のこととして考えることなのではないでしょうか。

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