投資戦略の発想法 出版記念セミナー

 今日もヒルズライブラリーで仕事関連の作業をやっています。今日は休みだからでしょうか、たくさんの人が来ています。セミナーがあるらしくそちらのお客さんが多いのかもしれませんが。

 昨日木村剛氏の「投資戦略の発想法」のセミナーに行ってきました。出たばかりの本がもらえるというので参加しましたが、話もいろいろ考えさせられるものでした。

 彼が最初に言っていたのは日本では資本主義を理解している人が少ないということでした。まーそれは私も常々思っているのでそうだねって感じでしたが、会社は株主のものであるという主張にちょっと違和感を感じました。

 私は会社は株主のモノではないと思います。なぜなら会社は単純なモノではなく様々な要素によって構成されているからです。会社の構成要素をバラバラにして考えてみるとよくわかります。

 会社は不動産や証券、現金などの資産を持っています。これは株主のものでしょう。そして会社で働く従業員がいます。いまどき人を所有するなんていったら人権蹂躙で訴えられてしまいます。また会計上のれん代とよばれるものでブランドや知的財産などの形のない価値です。これはモノではありません。間接的にはお金に変換できるかもしれませんが、簡単に売り買いできるものではありません。

 会社の価値は商売して生み出すキャッシュが基本です。売り上げから経費などを引いて残った利益を事業に投資したり株主に配当したりします。なので株主が所有するのは基本はお金です。

 金融の世界の人たちから見ると株を基本とする機械のように思うのかもしれませんが、そこでは血も涙もある人が働いています。去年オラクルがピープルソフトを買収しましたが、これは金にものをいわせた競合つぶしで株主の横暴としては典型的なケースだと思います。確かにオラクルの株主利益をあげることにはなるでしょうが、一番かわいそうなのはピープルソフトの顧客でしょう。このようなことが続くと顧客から愛想をつかされてしまいます。

 木村氏の主張は多少違和感はありましたが、おおむね納得のいくものでした。結論としてこれから日本は大変な時代になるということです。1000兆円を超える財政赤字を抱えて少子高齢化を迎える日本は苦しい時代がこれから続くということです。おそらく増税になっていくでしょうし、0に近い金利も今後あがっていくためローンを組んでいる人はより苦しくなるだろうということです。年金や健康保険なども事実上破綻しているので自分の将来は自分で守らなければいけません。

 それで結論としては一生懸命働いて節約してお金を貯めましょうということでした。その貯めたお金を資産運用にまわすということです。しかしこれって重要で日本をこれからもりたてて行こうとがんばっている企業にお金を出して応援するということにもなるんですよね。

 投資戦略の発想法はこのあたりのことがわかりやすく書いてあるので読んでみてください。もうすぐ本屋さんに並ぶんじゃないかな。

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