日本の会社は家+軍隊?

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
Pocket

先日のブログ(ここが変だよ、日本の会社)でも書いたニートの海外就職日記ですが、かなりの人が同意的なコメントをしています。

自分もかなり転職して色んな日本の会社を見てきましたが、どこもいまいちなじめませんでした。

そこではたと思ったのは日本の会社は家なのではないかということです。

日本には昔はイエ制度というのがあって結婚するのも何々家と何々家の結婚っていいましたよね。

(今もそうかもしれませんが。)

それと同じで日本の会社は社員との一体化を前提にした組織だということです。

その証拠に有名な日本の企業家の多くは社員を家族だといいます。

私の尊敬するソニーの盛田さんでさえ、会社をやめた社員に道端であってもあいさつもしなかったそうです。

アメリカ的なソニーでさえそんな感じなので他の日本企業は推して図るべしといった感じでしょう。

私の場合もやめた会社からもどってこないかという話はほとんどありませんでした。

自分を裏切った奴と思っているみたいで憎くてしかたがないんでしょうね。(笑)

しかし、外で色んな経験を積んでいるので人材としては価値が上がっているのにもったいないと思うんですけどね。

それと日本の企業が人を雇うときに年齢を気にするのも家族の一員と考えているのなら理屈が通ります。

企業は利益を生み出すために運営されているのですから仕事のできる人を雇いたいと思うはずなので、有能な人材がほしいはずです。

しかし、年齢が高いといくら仕事ができても採用されることがありません。

それは日本企業が社員を家族の一員と考えているからだと思います。

家族の一員だったら若いほうがいいですよね。

結局、日本企業は昔の三井や住友のように番頭が仕切っていた江戸時代から基本は変わっていないということでしょう。

それプラス戦前の軍隊的な性格まで持っています。

上の命令は絶対で、無理難題も根性でやっていくという考え方は日本が太平洋戦争に突入していったころを思い出します。

私はビジネス書をかなり読みましたが、当たり前の話ですがほとんどが経営者の視点で書かれたものでした。

多くの経営者に読まれている定番の本もだいたい読みましたが、会社を宗教団体のように一つの考え方で洗脳するもしくは同じ考え方の人たちでかためるといった趣旨のものが結構ありました。

色んな人たちを一つの方向に向けなければビジネスができないというのはわかるのですが、はたしてこのような組織が中にいる個人を幸せにするのか疑問をもちました。

ただ、あるビジネス書で書かれていたのですが死期の迫った経営者たちにやっておけばよかったと思うことは何かと聞くともっと家族と一緒にいたかったとみんな言うそうです。

そう、みんな家族と幸せに暮らしたいから会社で働いてお金を稼ぐのです。

会社は家族ではなくお金を稼ぐ場所のはずです。

それを日本の古い経営者たちはもう一つの家を作ってしまったのです。

しかし、家は2つはいらないですよね。

今の若い人たちは残業やアフターファイブの飲みを拒否するそうです。

私も会社の同僚にアメリカ人は給料分しか仕事をしないよというと、そんなことになったら困るなあと言っていました。

しかし、今の若い人たちやアメリカ人が正しいと私は思います。

ただ、私が今まで仕事をしてきて思ったのは9時-5時で働いているようでは仕事ができる人材にはなれないということです。

アメリカでもスキルがない人は安い給料で我慢しなければならないので日本よりも厳しい環境だと思います。

しかし、そのような厳しい環境であれば働く人も努力してスキルアップするでしょうし、できる人が偉くなるという自然な形になるのではと思います。

(日本企業では能力がないのに重要なポストについている人が結構います。)

今まで日本の企業はその社員が仕事ができるというよりもどれだけ会社に忠誠心があるかで評価していた部分が大きかったと思います。

しかし、経済成長が将来見込めない状況でその関係はもう無理があるのではないでしょうか。

これからはその人の能力や業績はちゃんと評価し、会社は利益を追求するビジネスを行う場所にすぎないという認識に立って個人の生きがいを尊重しながら経営していく時代なのではないでしょうか。

日本の経営者のみなさん、会社を家にするのはもうやめませんか。

日本人と組織 (角川oneテーマ21) 日本人と組織 (角川oneテーマ21)

角川書店 2007-06
売り上げランキング : 94732
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る
Pocket

コメントを残す