歴史は繰り返すのか

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今、IT関連の技術革新が一番激しいのはまちがいなく携帯関連でしょう。

Docomoやauが支配していた携帯業界にiPhoneが入ってきてにわかに変わろうとしています。

さらにGoogle Androidも登場して来年は携帯業界の激変の年になるかもしれません。

この状況を見ていて私は以前見たことがある状況だなと感じました。

それは1990年代前半のPC業界です。

当時、NECがPC9801というパソコンで日本のPC市場を支配していました。

しかし、IBMからDOS/Vという日本語OSが発売されてから安いIBM PC互換機が一気に入ってきてPC98帝国は一気に崩壊しました。

当時私はたまたま秋葉原のPCショップで働いていたのですが、Gateway2000というPC互換機が飛ぶように売れていました。

そのあとWindows 95が出てきてPC98は完全に商品としての優位性がなくなってしまいました。

現在の携帯業界もそれと似たような状況です。

DocomoやauがかつてのNECでiPhoneやAndroidがPC互換機といったところでしょうか。

もちろん携帯とPCでは違うところも結構あります。

PC98はPC互換機と同じMS-DOSをOSとして使っていましたし、CPUもIntelのものを使っていました。(NEC製CPUを使ったものもありましたが。)

なので製品としての差がなかったのが凋落の原因でした。

しかし、携帯は自己完結型の製品ですし、差別化する余地もPCよりはあると思います。

しかし、世界規模で展開するAppleやGoogleに比べ日本でしかビジネスをしていないDocomoやauではかつてのPCのようになってしまう可能性は高いのではないでしょうか。

iPhoneやAndroidの強みはなんといっても開発者の多さでしょう。

日本の携帯のプログラム開発はごく限られた人だけしか関われないでしょうが、iPhoneやAndroidは世界中の開発者を取り込もうと努力しています。

Docomoやauはキャリアなのでこのようなマーティングは難しいのかもしれませんが、SonyやPanasonicだったらできると思うのですがハードメーカーの思考からぬけられないのでしょうね。

やはりOSを持っている企業が強いというのは携帯の時代でも変わらなかったということなのでしょうか。

これからの情報端末はまちがいなく携帯電話が主流になるでしょう。

そしてAppleやGoogleなどの世界展開している企業が作ったスタンダードに席巻されると思います。

PCの時にそのことを日本の企業は学んだはずなのですが、なぜ次に生かせないのでしょうか。

いまや世界はフラットになって海外の変化がすぐ日本に影響を及ぼす時代になりました。

そんな時代にあった戦略を考えるべきときなのに、いまだにドメスティックな思考が抜けない日本の企業に将来があるのか心配になります。

「歴史は繰り返す」 それは人間が忘れてしまう生き物だからなのかもしれません。

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