独創性

 5月とは思えなくらい寒い日が続いています。灯油買うのももったいないのでガスでお湯を沸かして温めています。

 SEになりたての頃、情報通の同僚がいて最新の技術や製品に関してよく知っていました。たまに新しい情報について彼に言ってみるとすでに知っていて悔しい思いをした覚えがあります。

 今、そのことが業者と顧客の間で起こっています。インターネットなどでお客さんもいろんな情報を知っています。少し前Ciscoのルーターを売っているとき業者しか知らないような製品の欠陥情報をお客さんはすでに知っていました。

 昔であれば情報を持っている業者の方が優位にビジネスを進められましたが、いまや情報を知っているだけではビジネスにはならなくなってきています。最近のお客さんはよく勉強していて業者顔負けに知っているお客さんもたくさんいます。

 これから専門知識でビジネスができなくなるとすれば、誰も知らない情報を売るしかありません。つまり世界中で自分だけしか知らない情報、それは自分で考えたことでビジネスするしかないということです。もちろん独創的なことだけではビジネスにはなりませんが、これからビジネスを行う上での必要条件だと思います。

 自分は独創的じゃないから考え付かないとおっしゃる方もいるかもしれませんが、実はそんなに難しいことではありません。独創的なアイデアというのは何もないところから出てくるわけではありません。アイデアというのは既存のアイデアの組み合わせでしかありません。独創性は訓練しだいで誰でも身につけられるスキルです。まずはまわりにあるものを色々組み合わせてみてください。いろんなアイデアが出ると思いますよ。

 今までの日本の教育は多くの知識を記憶し、同じことを間違えず正確に行う人たちを作ってきました。高度成長期にはそういう人材がマッチしたのでしょうが、ものが売れなくなった現代では自分の頭で考える人材が必要になります。これからの日本人は新しい時代に合わせるために自分自身を変えていかなければいけないのではないでしょうか。

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