目を盗む

おはようございます。今日は涼しいと思ってジャケットを着ていったら、地下鉄が暑くて汗だくになってしまいました。都会って着るものが難しいですよね。

 「攻殻機動隊」というアニメをDVDでよく借ります。未来の警察の話なんですが、哲学的なストーリーがマニアックでわかりにくいんですが好きなのでよく見ています。

 ストーリーの中で主人公が相手の目を盗んでどんな風景を見ているかを見るというシーンがあります。ほとんどの人が脳をコンピューター化しているためにネット経由でハッキングできるという想定らしいです。

 これを見てふと思ったのが、相手の立場にたって物事を見ることができることは重要なのではないかということです。人は誰しも自分の目でしか見ることができません。これはかなりフィルターがかかった状態で物事を見ているのではないでしょうか?他人がどのような見方をしているのかわかれば人生でとても役に立つ能力になると思います。

 例えば企業は様々なステークホルダーが関わっています。社員や顧客、株主、取引先企業など多くの利害関係者が関わっている組織です。しかしそれぞれのステークホルダーは自分の観点でからしか物事を見ないためにトラブルが発生することが多いのではないでしょうか。

 会社で働いていて常に感じるのは企業は顧客のことなどあまり考えていないということです。企業は口では顧客満足が重要だといいますが、結局は自分の売りたいものを売りつけたいだけです。利益を求めるのが企業のミッションですから仕方のないことだとは思いますが、顧客側としてはあまり付き合いたくないですね。

 また社員は自分の会社に愛着を持って働いていますが、彼らが株式会社というしくみを理解しているのか疑問に感じることがあります。株式会社は株主に利益を還元するためのしくみです。株主の立場で考えると利益を生み出さない会社は必要がありません。もし社員が株主の立場に立って考えることができたら、いつまでも儲からないビジネスに固執することはないでしょう。

 もし企業側に攻殻機動隊の人の目を盗む能力があったら違ってくるかもしれません。相手は物事をこう見ているのかということがわかれば適正なアクションをとることができるのではないでしょうか?

 私は株主以外の立場を体験しましたが、その立場になってみないとわからないことは多かったですね。特に経営者はやってみないとその大変さはわからないと思います。(とはいってもまだ個人事業主に毛の生えたようなものですが。)だからサラリーマンをやっている人が理解するのは難しいのかもしれません。

 そういう意味でもいろんな立場を体験するのはとてもいいことだと思います。エリートの人たちはこのような体験がないために自分の視点でしか考えられない人が多いように思います。世の中にはいろんな立場の人たちがいるということを理解しないと狭い世界でしか生きられない人になるのではないでしょうか。

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