逆から考える

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先日、友人とビジネスの話をしました。

彼はいまはやりのスマートフォン開発をどんどん受託開発すべきだといいます。

いまはエンジニアも少なく案件も多いから仕事のない今の時代には数少ないビジネスチャンスだと思ったのでしょう。

しかし、スマートフォン開発は手間の割には単価が安くiPhoneの場合はAppleがかなり厳しく統制しているのでリスクも結構あります。

また、受託開発は単発仕事なので経営が安定しません。

いまや受託開発でビジネスとして成り立っている企業はほとんどないのではないでしょうか。

ビジネスの上で重要なのは何をやるかではなく何をやらないかだと思います。

スマートフォンはこれからも買う人は増えるでしょうが、ブームはしばらくすればおさまっていくでしょう。

そんな短命なビジネスにエネルギーを使うのではなく持続するビジネスを考えるべきでしょう。

製品や技術からビジネスを考えるのではなく、人々はこれから何を欲するのか、時代はこれからどう動くかから考えてビジネスを作っていくべきだと思います。

ただ、人というのは未来を予想することは得意ではありません。

今回の地震で起こった福島第一原発の事故も10mを越える津波が来るなんて誰も予想できなかったでしょう。

しかし、原発への電気の供給がストップしたらどうなるかは事前にシミュレートできたはずです。

最初からそんなことはありえないとした思考停止が今回の事故の最大の原因なのだと思います。

人はどうしても時系列の順番で考えがちです。

地震がきた、津波が起きた、電気系統がだめになった、事故になった

そうではなく逆から考えるほうが正しい判断ができるのではないでしょうか。

つまり、事故が起こったなぜならば電気系統は全てやられたからと考えます。

理由はわからないけど、そういう状況になった場合どうすればいいかと考えれば不測の事態にも対処できるようになるのではないでしょうか。

このような結果から考えるというのは「いかにして問題をとくか」という数学の本に書かれていた方法なのですが、あらゆる問題に適用できるすばらしい考え方だと思います。

ビジネスの場合でも、例えばこれから人々が扱う情報が爆発的に増えてくると自分のPCで全部管理することは難しくなるでしょう。

これからはテキストデータだけではなく、音楽や電子ブック、動画など様々なデータを多くの人が持つようになります。

それらのデータを安全に保管し、簡単に編集、コピーなどができるようなサービスが必要とされると思います。

その場合、こちらはどのようなことができるかを考えればひとつのビジネスになるかもしれません。

しかし、やっているうちに最初に考えたものと実際の需要が違うかもしれません。

そのときは柔軟に考えてビジネスの内容も変えていくべきでしょう。

以前ブログにも書いたLean Startupという考え方が使えると思います。

ビジネスにしても事故にしてもどうなるかわからない予測不可能な状況を相手にしなければいけません。

そんなときは逆から考えて問題が発生している状況をまず考えることが重要です。

そこから長期的に持続する新しいビジネスや事故に強いシステムが作れるのではないでしょうか。

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