違う考え方を受け入れる

A Soldier's Promise Fulfilled

最近、いろんな人と話したりテレビやネットでの内容を見ていると、人と違う意見を言いづらい感じになってきたような気がします。特に日本は同調圧力が強いと言われているためか、暗黙の圧力があって言いたいことが言えない空気が強い感じがします。しかし、これから社会がグローバル化していく中で様々なバックグラウンドを持つ人々とコミュニケーションしなければいけない時代になっていくでしょうから、日本の中だけでしか通用しない考え方をしているとだんだん孤立してしまうでしょう。では、色んな意見が受け入れられる社会にしていくにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、ゼロベースで考えることからはじめることが大事ではないでしょうか。人は長年生きていると多くの経験や知識によって固定観念ができていきます。そして、普通はこうすることが常識だとされて何も考えずに行なっていることが多いと思います。例えば、今は学校を出て会社に勤めるのが当たり前とされていますが、何か自分でビジネスを起こしたり、作家や漫画家など個人で働く形態も可能でしょう。そもそも今は企業をベースとした産業構造のため、サラリーマンになることが大多数になったのだと思いますが、資本がなくてもビジネスが簡単にできる社会になれば企業に依存しない生き方ができるようになっていくでしょう。このように状況が変われば常識も変わるものなので、まずは当たり前だと思っていることを全て取り払って考えることが違う考え方を受け入れる第一歩だと思います。

次に、自分と違う意見を持つ人がなぜそう考えるのかに興味を持つことが大事だと思います。例えば、最近のアンケート調査では20代の就職活動をしている人たちは、大企業指向で安定を求めている人が多いそうです。そういう状況を上の世代の人たちが見ると今の若い奴はだめだなと思うことも多いでしょう。確かに楽な方にばかり行こうとすると後で大変になるとは思いますが、彼らがそう考えるのも何か理由があるのだと思います。私の世代は成人したときにちょうどバブル経済が起こった世代なので、国が上向きだったころを覚えています。しかし、今30歳以下の人たちは日本がどんどんだめになっていく時しか知らない世代です。そういう時代を小さい頃から体験していると未来に希望が持てないのも当たり前なのだと思います。

そして、相手の立場で考えることも大事です。私は何回か最高学府出身の方と話す機会がありましたが、話が咬み合わないなという感じがいつもしていました。彼らは頭もよくて優秀なのだけど、どこか現実離れしているなと感じていました。それはおそらく彼らと私の環境が違っているからだと思います。つまり、エリートの人たちは恵まれた環境で育った人たちが多いと思いますが、世の中には生まれた時から悪い環境で生きていかなければいけない人がたくさんいます。そういう環境は実際に体験したことがないと本当に理解することは難しいのでしょう。しかし、自分とは違う環境で生きている人もいるということを知っているだけでも相手を受け入れる助けになると思います。

また、それぞれの人が持つ体験や知識が違うという事も考え方も違ってくる原因です。最近、憲法改正や再軍備を唱える政治家が増えてきましたが、そういうのを聞くとだんだん右傾化してきて怖いなと思う方も多いかもしれません。しかし、今までの世界の歴史を知る人は、軍事力の衰退した国の末路がいかに悲惨だったかを知っています。また逆に戦前の日本を知っている人は、軍人が威張っていた頃のことを知っていて、軍隊に対して悪い印象を持っています。そういったことをふまえつつ、それぞれの人の体験や知識が違うのだという前提にたって対話することが重要だと思います。そのためにも義務教育などで19世紀くらいからの近代史は時間をたくさんとってやるべきだと思います。

そういったことをふまえて、相手の意見を聞いた上で自分の意見を主張すべきだと思います。相手の意見を聞くことは重要なのですが、自分の意見を持つことはもっと大事だと思います。日本の教育では自分の意見を持たない受け身な人たちばかりを育てることばかりやってきましたが、グローバル経済の時代ではそれでは生き残っていけないでしょう。自分の意見を持つためには日頃から色んなことに疑問を持つことが重要です。今はなぜこうなっているのか、他のやり方はないのかと常に問題意識を持って考える習慣ができれば自ずと自分の意見ができてくると思います。

今、アフリカや中東でテロや戦争がたくさん起こっていますが、自分の考え方が絶対正しいというかたくなな姿勢が悲劇を生んでいると思います。そんな時、お互いが相手の立場を考えて違う考え方を理解できるようになれば殺しあうような争いが減っていくと思います。まずは自分のまわりからでもそういう姿勢で人の意見が聞けるようにすることが大事ではないでしょうか。

ゼロベースで考えるためには、般若心経の「無」の考え方が参考になります。

はじめて本格的に総力戦になった戦争「第一次世界大戦」を知ることは現代の安全保障を考える上でとても参考になります。


日本がかつてどのようにして戦争に突入していったかがよくわかる本です。

中国を忌み嫌うのではなく、なぜあのような国になったのかを理解することが大事です。


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