金融というビジネス

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最近テレビはあまりみないのですが、NHKスペシャルの「マネー資本主義」はとてもおもしろかったです。

私も仕事柄金融機関とお付き合いすることはありますが、やはり普通の業界とはちがうなと感じることがあります。

番組のテーマである投資銀行は同じ銀行でもかなり違うとは思いますが、大きなお金を動かすビジネスであるというところでは同じだと思います。

投資銀行はもともとはM&Aや社債発行などの仲介業務を主に行っていましたが、だんだんと自分でお金を借りて取引するようになりました。

今回の金融破たんの原因となった証券化金融商品を開発したのも投資銀行でした。

証券化金融商品とはいろんな種類の債権をパッケージ化して投資家に売るという商品でした。

高度な数学を使って構成されていたので普通の人には中身が全くわからない状況だったようです。

理論的には画期的な発明だったのでしょうが、人の強欲さが経済を破綻へと導いてしまいました。

番組の中で元ウォール街のドンが言っていた言葉が印象的でした。

「私たちは世界を破滅させようなんて考えていたわけではなかった。」
「本当にすばらしい人たちは業界の外にいた。私のまわりは強欲な人間ばかりだった。」
「私は失敗したんだ。」

彼の話を聞いていて仕事とはなんだろうと考えてしまいました。

多くの人はお金を稼ぐために働いています。

しかし、お金を稼ぐためだけだったら、一番稼げる金融にいくべきでしょう。

事実、学生の就職したい会社に銀行が上位にランキングされています。

しかし、ウォール街のドンが自分は失敗したと言っているのを聞くと違うのではないかと思います。

自分だけ儲けるために人からお金をむしりとるようなことをやっていてはやっている本人も幸せにはなれないでしょう。

やはり仕事は自分が幸せになって、まわりの人たちも幸せにするものなのだと思います。

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1件のコメント

  1. yasushi

    私も見てました。最近NHKはたまにいいなと思う番組がありますね。

    anthonyさんが引用されている所以外にも、公平なゲームじゃなかった売り手は買い手よりもより多くの情報を手にしているのだから、というのが私にはかなり印象に残ってます。金融をはじめ、あらゆる業種に通じるフェアなゲームじゃないこと、それを格付け会社等が安全といってしまって、何か起きてから気づく社会と消費者。

    突き詰めて考える事を放棄するところが見受けられる昨今の消費者に(つけこむ売り手が悪い等と弱者の卑屈を吐く前に)大きな警鐘だったのかなと

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